May 2026 - Bookkeeping Course
Bloom経理部に決算本番の朝が来た。Harukaさんは前TB(前残高試算表)を広げ、決算整理仕訳を1つずつ確認しています。
「仕訳は分かってきたけど、これを損益計算書と貸借対照表にどう落とし込めばいいんだろう…?」
今日は決算整理仕訳9論点を2問の演習で攻略し、P/L・B/Sを自力で完成させます。
現金過不足・当座借越・貯蔵品・貸倒引当金・減価償却・売上原価・見越し繰延べ・消費税・法人税等の9大論点を2問の演習で習得します。
Day 8前半は「決算整理仕訳→財務諸表作成」を学びます。簿記3級の集大成となる実戦演習です。
freeeや弥生会計は決算仕訳を自動提案しますが、19ヶ月の保険料のような複雑な経過勘定は人間がロジックを理解していないとAIの提案を正しく採否できません。今日の演習はAI補助を賢く使いこなす判断力の訓練です。
「先生、設問①から⑩まで全部仕訳できました!でも損益計算書の"売上原価"の欄に何を書けばいいか分からないんです…」
表示名の変換がボトルネックになっているHarukaさん。
| 勘定科目(前TB) | P/L表示名 | B/S表示名 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 仕入 | 売上原価 | — | 決算整理後の仕入残高 |
| 売上 | 売上高 | — | 売上高として表示 |
| 繰越商品 | — | 商品 | B/Sでは商品 |
| 貸倒引当金 | — | 直下マイナス | 評価勘定 |
| 減価償却累計額 | — | 直下マイナス | 評価勘定 |
| 仮受/仮払消費税 | — | 未払消費税 | 相殺後差額 |
| 仮払法人税等 | — | 未払法人税等 | 中間納付差額 |
| 繰越利益剰余金 | — | 繰越利益剰余金 | 前TB+当期純利益 |
仕訳:(借) 現金 20,000 / (貸) 償却債権取立益 20,000
転記:B/S[現金] 108,000+20,000=128,000 / P/L[償却債権取立益] 20,000
前期以前の貸倒れ回収は「償却債権取立益」。当期貸倒れ取消しとは処理が異なる。
仕訳:(借)仮受金270,000 / 車両運搬具減価償却累計額180,000 / 減価償却費75,000 / 固定資産売却損15,000 / (貸)車両運搬具540,000
転記:減価償却費75,000(540,000×1/6×10/12)/ 売却損15,000(帳簿285,000−270,000)
帳簿価額=540,000−180,000−75,000=285,000円。
仕訳:(借) 貸倒引当金繰入 4,000 / (貸) 貸倒引当金 4,000
転記:P/L[繰入] 4,000 / B/S[貸倒引当金] 4,800(売掛金直下・マイナス)
補充4,000円。B/Sは残高4,800円(240,000×2%)。
仕訳:期首(借)仕入88,000/(貸)繰越商品88,000 → 期末(借)繰越商品104,000/(貸)仕入104,000
転記:P/L[売上原価] 1,284,000 / B/S[商品] 104,000
1,300,000+88,000−104,000=1,284,000円。
仕訳:(借) 減価償却費 80,000 / (貸) 備品減価償却累計額 80,000
転記:P/L[減価償却費] 75,000+80,000=175,000 / B/S累計額 240,000
400,000÷5=80,000。②と合算してP/Lに175,000。
仕訳:(借) 仮受消費税 180,000 / (貸) 仮払消費税 130,000 / (貸) 未払消費税 50,000
転記:B/S[未払消費税] 50,000
仕訳:(借) 未収利息 3,000 / (貸) 受取利息 3,000
転記:B/S[未収収益] 3,000 / P/L[受取利息] 6,000
仕訳:(借) 支払利息 4,000 / (貸) 未払利息 4,000
転記:B/S[未払費用] 4,000 / P/L[支払利息] 14,000
300,000×4%×4/12=4,000円。
仕訳:(借) 前払家賃 60,000 / (貸) 支払家賃 60,000
転記:B/S[前払費用] 60,000 / P/L[支払家賃] 84,000
90,000×4/6=60,000円(翌期4〜7月分)。
仕訳:(借) 法人税等 24,000 / (貸) 未払法人税等 24,000
転記:P/L[法人税等] 24,000 / B/S[未払法人税等] 24,000
中間納付なしパターン。
動画 NipSac5n6vE をNotebookLMに追加し、9論点を整理しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=NipSac5n6vE を追加「問1は解けた!でも問2、保険料の計算が全然合わない…前TBの76,000円を12で割っちゃダメなの?」
西城社長のアドバイス:「前TBには何ヶ月分入ってるか、タイムテーブルを書いてみて」
仕訳:(借) 仮受金 8,000 / (貸) 売掛金 8,000
転記:B/S[売掛金] 64,000−8,000=56,000
仕訳:(借)水道光熱費10,000 (借)雑損2,000 / (貸)現金12,000
転記:B/S現金預金合算 685,080 / P/L水道光熱費 34,000 / 雑損 2,000
帳簿161,080−実際149,080=不足12,000円。
仕訳:(借) 当座預金 161,800 / (貸) 借入金 161,800
転記:B/S[当座預金] 0 / B/S[借入金] 281,800
仕訳:(借) 貸倒引当金繰入 2,800 / (貸) 貸倒引当金 2,800
転記:P/L繰入 2,800 / 受取手形下 3,600 / 売掛金下 1,680
176,000×3%=5,280。補充2,800。
仕訳:期首138,000 / 期末128,000の繰越商品仕訳
転記:P/L[売上原価] 1,410,000 / B/S[商品] 128,000
仕訳:建物18,000+備品48,000の2仕訳
転記:P/L[減価償却費] 66,000 / 建物累計 198,000 / 備品累計 144,000
仕訳:(借) 貯蔵品 400 / (貸) 通信費 400
転記:B/S[貯蔵品] 400 / P/L[通信費] 8,600
仕訳:(借) 前払保険料 28,000 / (貸) 保険料 28,000
転記:B/S[前払費用] 28,000 / P/L[保険料] 48,000
月額=76,000÷19=4,000円(÷12は誤り)。
仕訳:(借) 法定福利費 6,000 / (貸) 未払費用 6,000
転記:P/L 36,000 / B/S未払 6,000
仕訳:(借)法人税等7,200/(貸)仮払法人税等2,400/(貸)未払法人税等4,800
転記:P/L 7,200 / B/S未払 4,800
確定7,200−仮払2,400=未払4,800。
タイムテーブルを書かずに19ヶ月問題は解けない——
落ち着いて時間軸を整理する習慣が、難問を制す。
2問の財務諸表を完成させたHarukaさん。「P/LとB/Sが一致した!」——でも「この数字って、実際のビジネスでどう使われるんだろう?」
その答えはDay 8後半で学びます。
現金過不足→当座借越→貯蔵品→貸倒引当金→減価償却→売上原価→見越し繰延べ→消費税→法人税等。
P/Lは売上原価・売上高、B/Sは商品・前払費用・未払費用への変換を徹底。
貸倒引当金・減価償却累計額は対象科目直下。B/Sは残高を記入。
毎年同額・同日前払いは前TBが再振替+当期支払の合算。タイムテーブル必須。
決算整理仕訳と財務諸表の理解度を確認しましょう。
作成したB/S・P/Lは、銀行が融資審査でチェックする7項目と、"数字に強い経営者"への道を後半ページで学びます。
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